肩こりに効く!効果的で簡単にできるストレッチを紹介します その2

肩こりに有効なストレッチ法

肩こりは男女問わず多くの方が悩まされる症状です。近年はパソコンなどコンピューター関連の仕事やコンピューターを使用した教育機会が増えたため、より肩こりに悩まされる人が増えてきており、まさに現代病の代表例となっています。この肩こりの解消には様々な方法があります。適度な運動を行って血行をよくする方法、ビタミン剤や筋弛緩剤を用いた薬物療法は多くの方々が行っている解消法です。しかしできるだけお金や時間をかけずにすることができる解消法こそ、理想の方法と言えるでしょう。そこでここでは短時間で簡単に、なおかつお金をかけずにできる肩こり解消法について説明します。

ここで紹介する解消法はストレッチのようなものです。肩こりが起こりやすい方の特徴として、肩のインナーマッスルの衰えが挙げられます。インナーマッスルとは体の外から形などが確認することができる表層筋ではなく、その奥に潜んでいる筋肉のことをいいます。もし肩のインナーマッスルが衰えてしまうと、肩甲骨などの肩を構成するパーツが下方向に下がってしまいます。これによって血液循環が悪くなったり、余計な力がかかったりして、肩こりが起こってしまうのです。ここで紹介するストレッチでは、この方の位置を正常な高さまで引き上げていくストレッチです。

まず両手の手のひらを開いてパーの状態にします。そして指先だけを首と肩の間あたりに置きます。この状態を作って、それを保ったまま、腕をまず前方向に回します。この時なるべき大きな円を描くようにゆっくり回すことがポイントです。大体10~20回程度回してみましょう。次に先ほどとは逆の後ろ方向に腕を回していきます。この時もなるべく大きな円を描くように回してみましょう。それが終わったら指先を肩の上から下ろします。そして両手の指を絡ませて、思いっきり背伸びをしましょう。この時もなるべく高く、そしてゆっくり背伸びをするとより効果的です。これでストレッチの第一段階は終了です。

続いて、肩甲骨の可動域を広げて、肩甲骨周りの血行をよくするストレッチを説明します。まず手を指がそろったパーの状態で直立します。次に、姿勢を良くしたまま、胴体の横幅ぐらいのダンボールを持つような動作をとります。そしてそのダンボールを自分の身長より50cm程高い棚の上に置くように手を動かします。棚の上にダンボールを置いたら、次は棚の上からダンボールを下すような動作をします。この時立っている位置やいい姿勢はなるべくキープしたまま腕の動きだけで動作をするようにしましょう。そしてこの動作を10~20回ほど続けて行ってみて下さい。このストレッチに関しても、小さな動きをするのではなくなるべく大きな動きでゆっくりと限界まで動かすことがポイントです。この動作によって左右の肩甲骨が閉じたり開いたりを繰り返します。これによって、肩甲骨周りの筋肉がほぐれ、血行が良くなる効果が得られます。

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